還るって言葉が似合う場所
どうもKです。海が好きだ。理由はよくわからない。
ふとした瞬間に海に行きたいって思うし、大学時代なんかは海に行きたいって思うその足で電車に飛び乗って気が付いたら海にたどり着いていたこともある。
海を見る自由ってやつを感じてた。りあるに。
誰かと一緒に行くのも好きだし、ひとりで行くのも好き。
春夏秋冬関係なく、ふと、呼ばれてる気がして足を運ぶ。
靴を序盤で脱いで片手でぶらぶら持ちながら、波のほうへ。波打ち際をぶらぶらと海岸沿いに歩いて、ほかの海に来ている人の様子なんかを横目で見ながら、波と遊ぶ自分の足元を見るのが好き。軽く目を閉じて、髪を少し荒っぽく時々やさしく撫でる潮風と、遠くて近い波の音を感じるのが好き。歩き疲れたら少し離れたテトラポットとか高台に座りこんで、ただただぼーっと海を見つめる。砂が髪に絡むのなんか気にせずに。隣にいる人のことも、日常のこともすべて忘れて、ただただ海を感じる。
そんな時、ふと、いつか還る場所なんだろうなあって思う。
太陽が生まれ、還るように。
(だからって長居できるわけでもないから、基本お腹がすいたらバイバイってお別れしてすぐ頭はごはんのことでいっぱいになる)
海辺をドライブするのも好き。意味もなくにこにこしてしまう。
朝の静かで人の少ない海も好き。光を反射してきらきらきらめく青に惹かれる。
人の多い海はあまり好きではないけど、来たくなるのわかるよ!って思うからまあよし。
夜の海は吸い込まれそうでちょっと怖いから誰かいてくれないと困る。
海の中は無重力で、なにもせず、ぷかぷかと浮かんで、差し込む光できらきらする水中をぼんやり眺めてるのが好き。
山は育った場所であり、落ち着く場所であり、家族ってキーワードと近いかもしれない。
海は惹かれる場所であり、好きな人とか憧れってキーワードに似てるのかも。
いつか将来海辺に住んで、犬の朝の散歩で波打ち際を歩く、なんていうのも夢かもしれないなあ。